導入事例

医療法人誠和会倉敷紀念病院様


持ち運びが簡便であることによる多様性が大きな魅力でした。

医療法人誠和会倉敷紀念病院様は岡山県倉敷市で急性期後を担う病院として、地域に総合的な医療・保健・福祉サービスを提供されています。今回、医療法人誠和会の理事長で倉敷紀念病院の院長でもある小出尚志先生にsmartECG導入についてのお話をお伺いしました。

医療法人誠和会 理事長 小出尚志先生

医療法人誠和会 理事長 小出尚志先生


導入の決め手は何でしたか?

軽量・コンパクト・ワイヤレスで使用できることが大きな理由です。持ち運びが簡便であることによる多様性が大きな魅力でした。そのため、病院内だけでなく在宅や施設など様々なシチュエーションで使用できることが期待されsmartECGの導入を検討しました。
また、当院では現在、岡山県内の51病院が電子カルテの開示病院となっている広域型の医療情報ネットワーク「晴れやかネット」に参加していますが、このシステムを簡便に利用するために病棟や外来などの各部署にiPadを設置しています。既に配置されているiPadを利用することで、「いつでも、どこでも、すばやく」心電計が使用できたら普及もしやすいだろうと考え、まずは2台の導入を行いました。


運用状況は?

現時点ではトライアルケースでの位置付けで使用しており、まだ本格的な運用には至っておりませんが、主に訪問診察など病院から出て検査をする場合などに使用しています。心電計としての操作性は非常に簡単で使いやすいと思います。心電図はAirPrintで印刷を行い、レポートを電子カルテに取り込んでいます。病院の中の色々な場所にiPadがありますので、本体だけを持っていけば検査ができることも非常に便利です。
心電クラウドは、院内でのセキュリティ面などの検討も必要なため、現時点ではまだ使用していませんが、使用する場合はVPN接続で運用を行う必要があると考えています。


今後に期待することはありますか?

iPadなどの携帯端末で心電図を記録して見ることができることは非常に利便性が高いです。しかし、病院に普及させるためには、電子カルテなどの他の院内システムとの連携をスムーズにすることが必要となります。電子カルテなどとの連携がスムーズになれば、さらに病院などの施設に広く普及していくと思います。これからsmartECGのような心電計の普及が広がれば、現在の日本の病院で導入されている心電図システムとは全く違う運用が可能となり、心電図の在り方自体が変わると思います。私としてもその考え方には大賛成ですので、是非今後の開発に期待しています。

医療法人誠和会倉敷紀念病院様